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情緒教室で,子どもたちが夢中になって取り組んでいることの一つが,
創作クッキングです。みなさんも,一度いかがですか?
ことばの教室・じょうちょ教室では,通級している子どもたちや家族の方,担任の
先生,通級指導にかかわっている教員に向けて,教室便りを発行しています。
子どもたちとの日々のかかわりの中で,発見したこと,学んだこと,
そして,伝えたい,共有したいと思えることがたくさん見つかります。
子どもたちが教えてくれるいろいろなことをみんなで共有したい。
気持ちや悩みも分け合って, 温かい気持ちが増えていくと,本当にうれしいと思い
ます。
そんな 気持ちをこめて 私たちは,教室通信を出しています。
じょうちょ教室の教室だより 「ぼちぼち いこか」
やりたくても 思った通りに いかないこともある。
うまくいくことよりも 失敗することだって たくさんある。
気持ちが あせって 空回りしそうになることもある。
「ぼちぼち いこか」
そう思えた時,気持ちが すこーし楽に なって・・・
もう少し,やってみようという 気持ちが すこーしもてるかもしれません・・・
じょうちょ教室には,このことばを 合い言葉にしている子どもたちが,
たくさんいます。
ことばの教室の教室便り 「すまいる」
ことばの教室の子どもたちは,ひとりひとり 自分の苦手なことを持って
通ってきています。それと一緒に,苦手なことも頑張れる,楽しい勉強に
変えられる,そんなエネルギーを持っています。
ことばの教室で見せる子どもたちの笑顔は,すばらしいエネルギー。
だから,こどもたちの 笑顔が いつも あふれている教室にしたい。
子どもたちが,自分らしさをしっかりと出して, 自分の課題に取り組む教室
でありたい。そう,いつも,思うのです。
「すまいる」は,子どもたちの笑顔のエネルギーを伝える通信です。
じょうちょ教室の教室だより 「ぼちぼち いこか」
久しぶりに会う子どもたち。 「どんな冬休みだった?さあ,冬休みの出来事ベスト3を聞かせてね。」 「東京のおばあちゃんの家でおせち料理を食べたよ。」 「大人の自転車が乗れたことかな。」 「家族で温泉に行ったよ。お父さんと露天風呂に入ったんだけど,お風呂から出たとたん, 「お年玉をもらったこと!」 「ひまだった・・。」 その中でたった一人, 「ぼくも話すけど,先生も聞かせてね。」 「えっ?先生も?」 「そうだよ。」 「えっ?先生の冬休みの出来事ベスト3を聞きたいの?」 「うん!」にっこり笑うAくん。 通級教室を担当して,二十ウン年(?) Aくんから逆に聞かれ,なんだかとても新鮮な気持ち。 私のベスト3は,九州に里帰りし,太宰府天満宮に行ったこと,家族で年越しそばを食べたこと, 目を輝かせて話を聴くAくん。 「へえー,そうなん。太宰府って何?」 「えっ?お金が減ったの?キャハハ・・!ぼくらと反対だね。」 話の内容に合わせて,うなずいたり,質問したり,笑ったりするAくん。 やりとりを楽しむAくんの姿を通して,改めて,コミュニケーションの大切さを学ぶことができました。 |
ことばの教室の教室便り 「すまいる」
一年生のB君は,突然この春に,奈良県に転勤することになりました。 びっくり仰天するから。」です。
自分の生きるテーマを,吃音の子どもは,いち早く持つことができる。 ことばを豊かにする力 ことばに敏感にならざるを得ない子どもたちであるからこそ,ことばを豊かにできる力が うまく話せない時にすることばの言い換えは,時として,語彙を豊かにする。 本当に言いたかったことに思いを向けたり,何かを内省したりすることも,ことばを豊かにする。 考える力 吃音とともに生きることを考えることで,将来の選択肢が広がり,付けていきたい力はなにか 孤独の力 吃音の悩みは,時に孤独にさせる。しかし,孤独を生きる力は,今後大切な力となる。
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C君は,建築に興味があります。
特に,ヨーロッパの建築物に造詣が深く,いろいろなことをよく知っています。
大きな画用紙を目の前にして,C君は,何のためらいもなく,一気に,このすてき
なお城を書き上げます。
この素敵なお城を見て,他の子どもたちは,自分のお城を,描いたり,話をし
たりし始めました。
子どもたちのイメージはどんどん広がります。
“想像力”が確かな“創造力”につながっている・・・
そんなことを感じます。
これは,「テレサ」というキャラクターです。
ことばの教室の勉強時間の最後に,紙粘土で一つだけ作りました。
「う〜,もっとたくさん作りたい。」 D君は,お母さんに相談しました。
そして,次の週,大きな箱に綿をしいて,そーっとゆっくり歩きながら
持ってきてくれました。
「つるつるになるようにそっとなでたんだよ。」
「手の形としっぽの形を何度も考えたんだよ。」
やりたいことがあって,それに向かって試行錯誤した経験は,
またひとつ,D君の力になったのだろうと思います。そしてなにより,
それをそっとサポートしてくれる家族の大切さを感じることができました。