ようこそ ことばの教室・じょうちょ教室へ
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ことばの教室・じょうちょ教室の紹介

         
ようこそ 牛田小学校 ことばの教室・じょうちょ教室へ!!


                




ことばの教室には、このようなこどもたちが通っています。

      ◎発音に課題の見られる子ども

         「サル」を「シャル」・「カメラ」を「タメラ」・「ツキ」を「チュキ」等の
         ように発音する。



      ◎話のリズムに課題の見られる子ども(吃音
きつおん


         話すときに「・・・オカアサン」等ことばのはじめが出にくい,
         「オオオカアサン」等最初の音を繰り返す,「オーオーカアサン」等  
         ひとつの音を引き伸ばす。  


      ◎その他,ことばの面で課題の見られる子ども
                               



じょうちょ教室には、このようなこどもたちが通っています。                


      ◎ 周りの状況理解に困難がある。

      ◎ 落ち着きがない。

      ◎ 特定の学習で部分的な遅れがある。

      ◎ 約束事などがよく理解できない。

      ◎ 他人とうまく関わることができにくい。

      ◎ 会話が一方的で,ときにずれが生じる。

      ◎ 周りに気を取られ,集中できにくい。

      ◎ よく動き回る・席を離れる。

      ◎ 好きなことが限られている。

      ◎ 行動のコントロールが難しい。




教室の様子です。

個別の指導教室
     
      教室では,個別の指導や小グループの指導を行います。

                             
                    観察室  
       
          指導の様子を見ていただけるようマジックミラーが付いています。


ことばの教室・じょうちょ教室は・・

     ☆ 週に1〜2回,決められた曜日・時 間に通級して学習します。

     ☆ 牛田小学校のことばの教室・じょうちょ教室には,他校からも

        東区に住んでいる子どもたちが通級してきます。



   
担当者の紹介をします・・・ 本文へジャンプ
ことばの教室
  




ことばの教室を担当します篠原美喜です。    


子どもたちと元気いっぱいがんばります。 

どうぞよろしくお願いいたします。


                     
  





じょうちょ教室

じょうちょ教室を担当します,楢崎順子です。

楽しい教室になるよう,笑顔でがんばります。
 
どうぞよろしくお願いいたします。
        

                                            
              
   


わたしたちの教室には,いろいろな子どもたちが,元気に通ってきています。 ホームページでは,教室の様子や,子どもたちの様子をお伝えしたいと思っています。 よろしく お願いします。   ことばの教室・じょうちょ教室   直通電話がつきました。       082−223−0023



     最新ニュース     情緒教室で,子どもたちが夢中になって取り組んでいることの一つが,

                          創作クッキングです。みなさんも,一度いかがですか?

                          

                          春キャベツとまんまるウィンナーの洋風お好み






〜教室通信〜     


   ことばの教室・じょうちょ教室では,通級している子どもたちや家族の方,担任の
 先生,通級指導にかかわっている教員に向けて,教室便りを発行しています。
 子どもたちとの日々のかかわりの中で,発見したこと,学んだこと,
 そして,伝えたい,共有したいと思えることがたくさん見つかります。
 子どもたちが教えてくれるいろいろなことをみんなで共有したい。
 気持ちや悩みも分け合って, 温かい気持ちが増えていくと,本当にうれしいと思い
 ます。

   
   
そんな 気持ちをこめて 私たちは,教室通信を出しています。


    
じょうちょ教室の教室だより  「ぼちぼち いこか」

   
 やりたくても 思った通りに いかないこともある。
   うまくいくことよりも 失敗することだって たくさんある。
   気持ちが あせって 空回りしそうになることもある。

          
            
「ぼちぼち いこか」
                
    
そう思えた時,気持ちが すこーし楽に なって・・・
   もう少し,やってみようという 気持ちが すこーしもてるかもしれません・・・


    
じょうちょ教室には,このことばを 合い言葉にしている子どもたちが, 
   たくさんいます。

 

    
ことばの教室の教室便り    「すまいる」

  
 ことばの教室の子どもたちは,ひとりひとり 自分の苦手なことを持って 
  通ってきています。それと一緒に,苦手なことも頑張れる,楽しい勉強に
  変えられる,そんなエネルギーを持っています。 
  ことばの教室で見せる子どもたちの笑顔は,すばらしいエネルギー。
   だから,こどもたちの 笑顔が いつも あふれている教室にしたい。
  子どもたちが,自分らしさをしっかりと出して, 自分の課題に取り組む教室
  でありたい。そう,いつも,思うのです。

    
「すまいる」は,子どもたちの笑顔のエネルギーを伝える通信です。




じょうちょ教室の教室だより  「ぼちぼち いこか」



             先生も 聞かせてね!


   「明けまして,おめでとう。」

久しぶりに会う子どもたち。

「どんな冬休みだった?さあ,冬休みの出来事ベスト3を聞かせてね。」

「東京のおばあちゃんの家でおせち料理を食べたよ。」

「大人の自転車が乗れたことかな。」

「家族で温泉に行ったよ。お父さんと露天風呂に入ったんだけど,お風呂から出たとたん,

   雪が降り始めたのがショックだった・・。露天風呂の中で,雪を見たかったなあ。」

「お年玉をもらったこと!」

「ひまだった・・。」

    それぞれの思い出を話す子どもたち。

 その中でたった一人,

「ぼくも話すけど,先生も聞かせてね。」

「えっ?先生も?」

「そうだよ。」

「えっ?先生の冬休みの出来事ベスト3を聞きたいの?」

「うん!」にっこり笑うAくん。                               
 

 通級教室を担当して,二十ウン年(?)                  

Aくんから逆に聞かれ,なんだかとても新鮮な気持ち。

   Aくんのベスト3は,ソフトボールの仲間とボーリングに行ったこと,ゲームのチャンピョンシップに

   参加したこと
お父さんとバッティングセンターに行ったこと。

 私のベスト3は,九州に里帰りし,太宰府天満宮に行ったこと,家族で年越しそばを食べたこと,

   お年玉をたくさん配り,お金が減った
(?)こと。

目を輝かせて話を聴くAくん。

「へえー,そうなん。太宰府って何?」

「えっ?お金が減ったの?キャハハ・・!ぼくらと反対だね。」

話の内容に合わせて,うなずいたり,質問したり,笑ったりするAくん。

やりとりを楽しむAくんの姿を通して,改めて,コミュニケーションの大切さを学ぶことができました。

    今年も,子どもたちと一緒に,心地よいコミュニケーションを,積み重ねていきたいと思います。
 
    本年も,どうぞよろしくお願いいたします。  
                         





ことばの教室の教室便り    「すまいる」

    「どうせやるなら,楽しまなくちゃ」

    一年生のB君は,突然この春に,奈良県に転勤することになりました。

   小学校が大好きで,サッカーチームとその仲間が大好きなB君は,本当にショック

   です。

    B君には,吃音(きつおん)があります。

    吃音とは,話すときに「・・・オカアサン」のようにことばのはじめが出にくい,

   「オ・オ・オカアサン」のように最初の音を繰り返す,「オーオーカアサン」のように

   ひとつの音を引き伸ばすなどの話のリズムがうまくいかない話しことばの状態を表す

   ことばです。


    B君は,話したいのに,思うように話せないことを悩んでいました。そして,

   「ぼくは,病気だから,病院にいって注射を打ってくれ。」

   小学校入学前のあるとき,泣きながらお母さんにそういいました。

   B君のこのことばに,お母さんは,ショックを受けました。

   そして,小学校という新しい環境を,とても心配していました。

    やっと思いっきり楽しめるようになってきたのに,この転勤。

   不安が募るばかりです。
   それから,たくさんたくさん話をしました。B君ともお母さんとも・・・



  
 「変化を楽しまなくっちゃね。」

   
   キーワードはこのことば。

  
    しばらくして,B君の口から出てきたことばは,これでした。

    「母さんが,どうせどうせって百回くらい言ってね。

    それから,どうせ変わるなら,変化を楽しまなくちゃねっだって。

    だから,しょうがないじゃん。楽しむんだ!!」



     B君とは,新しい土地での生活をエンジョイする作戦をいろいろと

    考えることになりました。


     でも,引っ越す話は,担任の先生には,内緒にしていてほしいそうです。

    理由は,「先生が,悲しんで泣いちゃうかもしれないし,クラスの友達は

    びっくり仰天するから。」です。

    B君は,本当に,担任の先生とクラスの友達が大好きなのです。


     私も気持が引き締まります。

     転勤,卒業,いろいろな理由で,この春,ことばの教室を卒業する子どもたち。

    節目を迎えることもと保護者一人一人と過ごせる春までの時間を大切にしていき

    たいと,改めて思います。


     最後に,お母さんと少し大きくなったB君に読んでもらえたらいいなあと思う

    ことばを紹介します。


    どうせやるなら楽しまなきゃ。B君には,B君の人生を楽しむ底力があるの

    です
から


                    

    吃音(きつおん)を持つあなたたちの力                                                                              

テーマと向き合う力

      自分の生きるテーマを,吃音の子どもは,いち早く持つことができる。

ことばを豊かにする力

      ことばに敏感にならざるを得ない子どもたちであるからこそ,ことばを豊かにできる力が

      持てる。

      うまく話せない時にすることばの言い換えは,時として,語彙を豊かにする。

      本当に言いたかったことに思いを向けたり,何かを内省したりすることも,ことばを豊かにする。

考える力

      吃音とともに生きることを考えることで,将来の選択肢が広がり,付けていきたい力はなにか

     など,
自分自身と真剣に向き合い考える力がつく。


     マイノリティー感覚の経験
   
          教育にとって一番大切なことは,マイノリティー感覚をバランスよく経験することである。

         吃音は,この経験を否応なくできる。

孤独の力

      吃音の悩みは,時に孤独にさせる。しかし,孤独を生きる力は,今後大切な力となる。

                                                スタタリング・ナウ2003.2.21号より 抜粋

 
 こどもたちの作品を紹介します。 


 
         C君のお城のある風景

       

       C君は,建築に興味があります。
     特に,ヨーロッパの建築物に造詣が深く,いろいろなことをよく知っています。
    大きな画用紙を目の前にして,C君は,何のためらいもなく,一気に,このすてき
    なお城を書き上げます。

     この素敵なお城を見て,他の子どもたちは,自分のお城を,描いたり,話をし
     たりし始めました。
     子どもたちのイメージはどんどん広がります。
     “想像力”が確かな“創造力”につながっている・・・
     そんなことを感じます。



           思いっきり テレサ!!
                         

        これは,「テレサ」というキャラクターです。
       ことばの教室の勉強時間の最後に,紙粘土で一つだけ作りました。
       「う〜,もっとたくさん作りたい。」 D君は,お母さんに相談しました。
        そして,次の週,大きな箱に綿をしいて,そーっとゆっくり歩きながら  
       持ってきてくれました。

       「つるつるになるようにそっとなでたんだよ。」
       「手の形としっぽの形を何度も考えたんだよ。」
      
      やりたいことがあって,それに向かって試行錯誤した経験は,
      またひとつ,D君の力になったのだろうと思います。そしてなにより,
      それをそっとサポートしてくれる家族の大切さを感じることができました。

    
 
今年度も、もうすぐ終わります。 梅や桃のつぼみのように、 春からの新しい出発に心が ウキウキする今日この頃です。

                                       

                                        〜 また, お伝えします。〜